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ラバーダム防湿
こんにちは
中田歯科クリニック 歯科医師の春山です
今日は久しぶりにしっかりと雨が降っていますね。花粉の飛散も少しは軽減しているでしょうか。。最近患者様でも今年は花粉症がきつくて、、と言われる方が多いように思います。
少し前にはなりますが、大阪で開催された講習会に参加してきました。
テーマは「歯科治療におけるラバーダム防湿」です。
歯科治療は非常に狭い口腔内で行います。その中で唾液、頬粘膜、舌、口唇など様々な部位を気遣いながらの治療が必要です。
このラバーダム防湿というのは、薄いゴムのシートで治療する歯の部分だけを隔離するものです。
ラバーを口に!?息はできるの?しんどそう。。と思われるかもしれませんが、治療箇所に唾液の侵入を防げる(唾液中にはたくさんの細菌が存在します)、治療器具や薬液の誤飲を防ぎ、安全に治療を受けることができる、切削時の水が喉に溜まらないなどのメリットがあります。
また治療する側からしても、頬粘膜や舌を排除して治療部位を明示することができ、ストレスが少なく治療の効率が格段と上がります。
先日、1時間ほどの根管治療で使用しましたが、終了後患者様が、「楽でした、ウトウトしてしまってました」と言われていました。患者様にとってもストレスが軽減されていたのでしょうか(^^)
実習では写真のようなファントムを用いて何回も練習しました。ラバーダム防湿に特化した講習会はあまりないので、とてもいい機会でした。